設計の宮津です。
今月のお題は和室はいる派、いらない派
ですね。
今まで設計をさせていただき、和室を設計に取り込むお客様は減ってきている事を
実感しております。
和室=畳+床の間・押し入れ+障子の構図が浮かびます。
伝統的な【和】の空間です
以前は柱が見えている真壁づくりだったのが、見えない大壁づくり
に変わり、長押が無くなり、障子がなくなり、畳が無くなり、
【和】の空間が無くなりつつあります。
畳と障子が残った大壁づくりの和室です
リビングの床を床材⇒琉球風タタミに変更しております
【座】リビングです
お茶室《中央のタタミを取ると炉が切ってあります》も兼ねた、『真、行、草』の
天井が特徴的な和室です。
この和室はモダンなLDKに隣接しております。
和室は本来【ハレ】の為の空間であり、正月、ひな祭り、節句、結婚の結納など祝い事を行う場所でしたが、【ハレ】の空間を外に求め、家の中になくても良いようになりました。
普段は活躍しない和室ですが、居間と隣接して、『和』の空間を作っておくといろいろ活躍をしてもらえますね。⇒ご両親のお泊りとか、娘さんのお産の時の里帰り事とか、お父さんの休日のくつろぐスペースだったり、普段はお母さんが洗濯物をストックしたり、在宅勤務時の書斎になったり、和室は多目的空間です。
是非LDKの近くに【和の空間】を家づくりにとりいれましょう。
床の燻煙杉材+化粧梁もご検討願います。