福岡県糸島市の注文住宅会社「へいせいの木の家」影武者ナカシマです!
今回は、家づくりでもニュースでも住宅会社さんのパンフレットでも良く見聞きする
「耐震等級」について、簡単にご説明したいと思います♪
「耐震等級」というワードがお家にとって、とても大事なモノっていうのは分かるけども
何のことを言っているのか、今後の暮らしにどのように関わってくるのか
調べても難しい言葉ばかりでよく分からない!!
っていう方もいらっしゃるかと思います。
今回の記事でそのお悩みが少しでも解決できれば幸いです。
へいせいの木の家の耐震等級についても、最後にご説明しますので
ぜひ、最後までご一読ください★
- 「耐震」と「指標」
- 地震で壊れやすいお家はどんなお家?
- 耐震等級1、耐震等級2、耐震等級3
- 耐震等級が高いお家をつくるには?
- 「へいせいの木の家」の耐震等級
- まとめ
1.「耐震」と「指標」
お家づくりを行う上で、もっとも考えるのは「この家は地震に耐えれるのか?」というお家の強さではないでしょうか?
「耐震」とは、地震の揺れに耐えて倒壊を防ぐための住まいの性能です。
地震が多い日本ではなくてはならない「耐震」。
せっかく一軒家に住んだのに自分のお家だけ倒壊してしまった、、。ってなったら、悲しすぎますよね。
耐震を考えることは、大地震に対する備えでもあり防災にもつながります。
専門家だけでなく、お家を購入する一般の方にも分かる住宅性能の表示基準としてできたのが
「耐震等級」です!
2.地震で壊れやすいお家はどんなお家?
そもそも、地震が起きたらなぜお家が倒壊してしまうのか?
それは木造戸建て住宅の場合、地震のような大きな力が住宅に加わると柱と梁や土台が組み合わさっている部分が外れたり、壊れてしまって結果倒壊に至ります。
また、縦方向に揺れる直下型地震では柱が土台から抜けてしまったという事例もあります。
木造の戸建ての倒壊っていうのは良く聞きますが、マンションの倒壊ってあまり聞かないですよね?
マンションと木造戸建て住宅とでは、そもそもの作り方(工法)が違うので地震に対する強度が違います。
強さは
梁や柱などの骨組みに鉄骨を用いた「鉄骨造」
⇓
柱や梁、床・壁が、鉄筋とコンクリートで構成されている「RC造」
⇓
構造部分に木材を用いる木造
の順番にだんだんと弱くなります。
ですが、最近では建築基準法という法律が改正され木造戸建て住宅の耐震性が大幅に上がったということもあり、木造住宅の耐震性は鉄骨造の住宅とさほど変わらない水準までなってきています。
これは、木造の住宅は「耐力壁」で耐震性を上げて、地震の揺れで倒壊しにくいようにしているからです。
建物を強くするために、木材を柱の間などにななめに交差させてとりつける筋交いや建物の構造上重要な壁や床などに使われる合板で強化した「耐力壁」をつくり、
壁の量や配置のバランスを考えて建物をつくることが義務化されています。
ですが、耐力壁の配置バランスが悪いと、柱や梁が変形してしまう恐れもあるので注意が必要です。
お家づくりを行う住宅会社さんが、どのように耐力壁を配置しているのか、どの位の量の耐力壁が使われているのか、確認するのもお家の耐震を知る一つの方法です。
3.耐震等級1、耐震等級2、耐震等級3
耐震等級は一般の方でも分かりやす「耐震性の判断基準」です。
全部で3段階に分かれています。
耐震等級1・・建築基準法レベルの耐震性能を満たす水準で、これ以下は危険!!というギリギリの耐震性能
耐震等級1で建てられた建物は、災害後に住み続けることは難しく住み替えや建て替えが必要となることがほとんどです。
耐震等級2・・耐震等級の1.25倍の性能・耐震強度の水準
今、国も推進している「長期優良住宅」では耐震等級2以上が認定の条件とされています。
災害時の避難場所となっている学校などの公共施設は、耐震等級2以上の強度があることが必須となっています。
耐震等級3・・耐震等級1の1.5倍の性能・耐震強度の水準
耐震性能の中でもっとも高いレベルで、一度地震を受けてもダメージが少ないので災害後も住み続けることが可能です。
災害時の救護活動の拠点となる消防署や警察署は、耐震等級3で建てられています。
熊本地震では、震度7の揺れが立て続けに2回発生しましたが
1回目の地震では持ちこたえ、2回目の地震で倒壊してしまった木造のお家が多数あるのなか、耐震等級3のお家は倒壊することなく耐えていたことが後の調査で分かっています。
4.耐震等級が高いお家をつくるには?
耐震等級3のお家なら安心!!と思われるかも知れませんが、そのことプラス「構造計算」をしっかりと行っているかどうかが大切になってきます。
構造計算もやり方がいくつかあり、やり方によっては耐震性に差が生まれます。
しっかりとした構造計算ができている住宅会社さんかどうか、という点が家づくりを依頼する住宅会社さんの選び方で大切になります。
「構造計算はどのようにされていますか?」と質問してみるもの良いでしょう。
耐震性の高い耐震等級2以上のお家をつくるやり方は、
①筋交いや構造用合板、耐力面材を使用し壁を強化
②床に構造用合板を貼って、軽い屋根材を使い揺れにくくして床と屋根を強化
③接合部分を金物で固定し、柱と梁の接合部分を強化
④お家の土台となる基礎をベタ基礎にし、コンクリートで強化
⑤集成材など強度の高い木材を使用したり、柱と柱をつなぐ箇所を金物を使って固定し強化
と様々な方法があります。
この方法をより多く取り入れている住宅会社さんのお家の強度は高いものとなりますが、
やはりその分、コストも上がってきます。
また、壁が増えて希望の間取り(プラン)ができなくなる可能性もあります。
耐震を考える際は、こういったデメリットもふまえてしっかりと考えていきましょう。
大手の住宅会社さんによっては、お家を建てる方の希望に応じて設計をしてくれるところもあるようですが、
私たちのような地方の住宅会社さんでは、ほとんどが自社の基準がすでにあり
建てる工法も決まっています。
お家づくりを行う際は、しっかりと
「どういった家の作り方をされていますか?」と聞いてみるのも大切になってきます。
そして、一番分かりやすいのが「構造見学会」に参加して実際に見てみることです。
構造見学会では、壁を取り付ける前の状態を見学することができます。
柱と柱の継手はどうなっているのか?
筋交いはしっかりあるのか?
などを無料で見るチャンスです。
ですが、意外と構造見学会に参加される方は結構少ないです。。
へいせいの木の家の場合は、設計士も現場監督も構造見学会会場に居て説明をしてくれる確率が高いので、常に接している営業スタッフ以外のスタッフから、詳細な構造の話を聞くことができますよ!
倒壊はもちろんのこと、半壊や大破でも補修に大きな損害となります。
そうならないように、事前に調査・比較できるものは行っておきましょう。
5.「へいせいの木の家」の耐震等級
ここで気になる「へいせいの木の家」の耐震等級ですが、「耐震等級3」です!
壁を強化するための筋交いはもちろんのこと、地震の揺れを吸収する制震装置も使用しています。
床に構造用合板を貼り、軽い屋根材も使用し床と屋根の強化を図っています。
住宅の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込み施工する基礎(ベタ基礎)にて全棟施工しています。
自社に設計士が在籍していますので、構造計算に関する質問もお気軽にご相談いただけます!
「長期優良住宅」にも対応しておりますので、将来の「資産」としてお家を考えた際に価値のあるお家としてご提供をさせて頂いております。
6.まとめ
いかがでしたか?
本日は「耐震等級」についてご紹介をさせて頂きました。
法律とか専門用語とか、凄く難しいですよね!
いざという時の地震後の生活を守るためにも、「耐震」についてしっかり考え検討している住宅会社さんの性能が希望しているところまで達しているかを知ることが重要です。
災害から身を守る防災にもつながりますよ(^^)
ぜひ、お家づくりの参考にされてみてください♪
「へいせいの木の家」の性能に関するご質問も随時受付中です!
問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^-^*)
次回は「断熱性能」について、ご紹介致します!
お楽しみに~♪